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このページは、Joern Thiemannさん作のフリーウェアである「Slide Show Movie Maker」(以下SSMM)の解説を目的としています。日本語UIファイルは私の作ったものですが、既にSSMMのアーカイブに含まれていますので、本体・日本語UIのいずれもこのページでは提供していません。
SSMMは、静止画像(.bmpや.jpg)、音声(.wav)などを組み合わせて、そこに文字列を重ねたり画像の切り替え時にエフェクトを入れたりして、.avi動画を作ることのできるソフトです。SSMM 3.0以降でUnicode版が登場し、日本語のような16ビット文字を使う言語にも対応しました。
SSMMは頻繁に更新されています。この日本語解説ページの最終更新より後に、もっと新しいSSMMが出て、新機能が搭載されているかもしれません。
下記リンクから行けるSSMMのページから、「Go to Download Site」を選択するとダウンロードページに行けます。アーカイブファイルは日本でもよく使われている.zip形式なので、日本で一般的な解凍ソフトのほとんどが対応しているでしょう。
日本語UIファイル(SSMM本体に同梱)はUnicode版のみに対応しています。Unicode版SSMMの動作環境はWindowsNT系(NT/2000/XP)で、Windows95/98/Meでは動作しません。最新かつUnicode版をダウンロードすれば、日本語UIが利用できます。画面解像度は1024×768以上が推奨です。
また、ドキュメントとしてSSMM How Toが製作中です。順を追って説明されているので、ひととおりの操作方法はここを見るのがわかりやすいでしょう。
インストーラ等はありません。「C:\Program Files\SSMM」などといったフォルダを作って、.zipファイルをディレクトリ(フォルダ)付きでそこに解凍し、SSMM_Unicode.exeへのショートカットを作成するとよいでしょう。
最初の起動時には、UIの設定が英語になっています。メニューから「Options」→「Options」で「SSMM Options」ダイアログを表示し、「Choose your language」から「Japanese」を選択して「OK」を押してください。ここで言語の選択肢が出てこない場合は、ディレクトリ(フォルダ)付きの解凍になっていない可能性がありますので確認してください。
アンインストールは、SSMMフォルダを削除し、ショートカットを作成していたならばそれを削除すればよいようです。(設定は全てSSMMフォルダのSettings.iniに格納していて、レジストリは使っていないようです。)
「上のHow Toを読め」で終わらせてしまってはこのページの存在意義を問われかねませんので、簡単な使い方を書いてみます。
SSMMを使うとどのような動画を作れるのかは、上記のダウロードページにサンプル.aviがいくつかありますので、そちらをごらんください。
プロジェクトファイル一つで、作りたい動画一つを管理します。左上のリストに何か入っていたならば「プロジェクト」→「プロジェクトを新規作成」して空にしましょう。
出力される動画の全般的な設定は、「プロジェクト」→「プロジェクトの設定」から行います。1秒に何フレーム表示するか、いわゆるfpsが最も重要な設定でしょう。ここで設定した後は、時間の単位はすべてここで設定したフレームになります。また、動画のサイズもここで設定します。
「オブジェクト」から「画像の追加」を選んで、動画に使う画像をプロジェクトに取り込みます。静止画像ファイルとしては.bmpと.jpg、動画ファイルとしては.aviが使えます。
左上のリストに画像ファイル名が入ったことを確認し、次は表示する順序を考えます。基本的にこのリストで上に書かれているものから順番に表示されます。順序を入れ替えたいときの操作には2種類あります。「画像ファイル名」といった表示のされている灰色の部分を押すと、ファイル名で並べ替えることができます。ファイル名が連番になっている場合に使うとよいでしょう。もう一つの方法としては、リストのすぐ下にある「順序変更ボタンを有効にする」をチェックしておいて、リストから画像を選択して「一つ後に」といったボタンで少しずつ順序を入れ替えていくという手もあります。
タイトル画面などで、画面全体を特定の色にしたいとき、そのような画像を作っておいて使う方法もありますが、SSMMでは「単色を追加」すればわざわざ画像を用意する必要がありません。3種類の単色がありますが、「単色フェード」を選んでおけばよいでしょう。ただし、「単色を追加」する際は、リストからいずれかの画像を選んでおいて、リスト内のどこに単色を追加するかを先に指定しておく必要があります。画面右の「単色を追加」ボタンが有効になるので分かるでしょう。
単色フェードでは、リストの画像ファイル名のところに出る「*Color-Fading*」の部分をダブルクリックすることで、何色なのかを選択できます。
画像や単色が実際にどのように表示されるかは、中央左のプレビュー部分で見ることができます。「プレビューを表示」「全て表示」2つともチェックするとよいでしょう。画像の縦横比と作りたい動画の縦横比が異なる場合は特に要注意です。
たとえばタイトルの文字列など、画像の上に文字列を表示させたい場合は、テキスト機能を使います。画像や単色をリストから選択すると、「テキスト(\n)で改行」のテキストボックスが有効になります。ここに文字列を入力して、右側の「更新」ボタンを押すと、リスト内の「テキスト」の部分に入力した文字列が入ります。「更新」ボタンの押し忘れには注意してください。
テキストの書体・表示位置なども設定できます。右側の「書体を選択」「テキスト色の設定」などは説明の必要もないでしょう。「テキストの設定」を使うと、動画のどのぶぶんにテキストを表示するかや、テキストのフェードイン・フェードアウトに使うエフェクトを設定できます(エフェクトに関しては後述)。
文字列と画像を重ねるときに、文字列に縁を付けることで画像との区別がつけやすく、見やすい文字列になります。「テキスト縁取り幅[ピクセル]」に1とか2とかを入力して、すぐ右の「更新」を押すと、縁取りして見やすい表示にしてくれます。
SSMMはもともとスライドショーを動画にするソフトなので、画像が表示されて、テキストが表示されて、テキストが消えて、そして別の画像になる、という流れを使って動画を作っていきます。
動画は、まずリストの最も上に表示されている画像・単色が表示された段階からスタートします。次に「テキストイン」で設定したフレーム数・エフェクトを使ってテキストが出現し、「画像表示」で設定したフレーム数だけそのまま表示され続け、「テキストアウト」で設定したフレーム数・エフェクトを使ってテキストが消えていき、そして「次画像へフェード」で設定したフレーム数・エフェクトを使って次の画像・単色へ入れ替わります。すなわち、画像・単色1つに対してフレーム数は4つ、エフェクトは3つ設定することになります。
時間は全てフレーム数で指定します。たとえば、プロジェクトで15fpsにしているときに4秒を指定したいときは、60フレームと指定することになります。
一瞬で画像から画像に変わってほしい、といった場合は、エフェクトは適当に設定しておいて、フレーム数を0にするとよいでしょう。
1つの画像に複数の文字列が入れ替わり立ち替わり表示されるようにしたいときは、同一の画像を何度も追加しておき、テキストの設定だけ変えて、「次画像へフェード」のフレーム数を0にします。
画像と画像の間にいったんブラックアウトをはさみたい場合は、画像〜単色(黒に設定)〜画像とリストに並ぶようにします。
豊富で高品質なエフェクトはSSMMの特徴のひとつです。動画編集ソフトではトランジションと呼ばれている場合もあるでしょう。SSMMでは、テキストが現れるとき、テキストの消えるとき、次画像に切り替わるときの3種でエフェクトをそれぞれ指定できます。
エフェクトの種類はとても多く、ここで全てを説明することはできませんが、「オプション」→「エフェクトを確認」で「Show next frames automatically」をチェックした上で次々とエフェクトを選んでみれば、だいたい理解できるでしょう。動画に実際に使う画像の場合にどのような表示になるのかは、画像(リストで最も下になっているもの以外)を選んで「フェードプレビュー」を押せば確認できます。
blurと名の付くエフェクトは、モーションブラーのような効果を作ります。ただしこれらのエフェクトは計算時間が長いので、プレビューなどの動作も遅くなります。慣れないうちは全てCross Dissolveでもよいでしょう。
画像を追加しただけでは、次画像へのフェードエフェクトの種類が設定されていません。中央下の「フェードエフェクト」で何か選択して「更新」を押す必要があります。これが全て設定されていないと動画を生成することができませんので注意してください。
動画は画像だけでなく音声も重要ですが、SSMMでは44.1kHz・16ビット・ステレオの.wavファイルのみに対応しています。動画全体のBGMとして.wavファイルをひとつ使う場合は、リストの最も上の画像を選択して「音声の設定」を選び、「参照」で指定します。.wavファイルの最初に無音区間があって、そこを飛ばして再生開始したい場合は「開始時間」で指定します。
複数の.wavファイルを使う場合は、それぞれ鳴らし始めたいタイミングの画像を選んで「音声の設定」で音声を追加します。音声フェード機能を使うと、2つの音声が重なって再生されるときのミックスなどが可能になります。
プロジェクトは.iniファイルとして保存することができます。「プロジェクト」メニューから保存・読み込みができます。
保存してSSMMを終了し、次回読み込んだ場合にテキスト設定が変わっていることがあります。特に半角空白を含むテキストの場合、両端の空白が消えることがあります。このような場合は全角空白を併用するとよいでしょう。文字と文字、あるいは文字と全角空白に挟まれた半角空白は消えないようです。
「動画生成開始」ボタン(「Start Creation」と表示される場合があります)を押すと、出力ファイル名やcodecの選択画面になります。映像codecと音声codecを選択して「動画生成開始」を選べば.avi動画が作られていきます。
SSMMは音声codecとして44.1kHz・16ビット・ステレオを考えています。音声に関しても何らかのcodecで圧縮したい場合は、いったんSSMMで出力した.aviファイルをAviUtlなど他ソフトで再圧縮するとよいでしょう(ただしAviUtlに読み込ませる場合は映像も無圧縮である必要があります)。
.aviファイルの構造に起因する問題として、2GBを超える.aviファイルをSSMMは今のところ正常に生成できません。2GBを超えたファイルが生成された場合でも、正常に再生できない可能性があります。そのような場合は映像codecとしてIndeoやMS-MPEG、DivX5などを使って圧縮しながら生成させるとよいでしょう。
http://www.joern-thiemann.de/tools/old_news.htmlとhttp://www.joern-thiemann.de/tools/に記載されているSSMM更新履歴のうち、Unicode版の出た3.0以降の履歴を日本語にしたものを参考のため掲載します。日本語UIファイルは3.5.1以降を対象としていますが、サンプルなど旧バージョンで作られたファイルを見る際の参考になるでしょう。
(直訳ではなく列挙にしています・言語UIファイルの更新は省略しています)
日本語UIは単に表示内容を機械的に変更しているのみで、SSMMのプログラムには日本語環境に特化した機能など存在しません。SSMM本体に関する質問はJoern Thiemannさんのページにあるフォーラムに、過去ログを確認した上で英語かドイツ語で書き込むとよいでしょう。 フォーラムは廃止されたようです
日本語UIファイルに関する質問は、下記メールアドレスまで。